2026年7月20日(月)VS横浜DeNA
大竹投手がDeNAの宮下選手にホームランを打たれましたが、粘りのピッチングで5回と2/3を投げ、木下投手が回またぎで抑えました。
が、後がいけませんでした。
セベリーノ・津田両投手がともに3失点でした。
今回は、鳴り物入りでやってきたセベリーノ投手が登板した時の噺です。
サンテレビは福本豊さん・原口文仁さん。
スカイAは岩田稔さんの解説でした。
セベリーノ投手デビュー
7月15日(水)VS 中日でした。
打者3人を無安打1奪三振と完璧に抑え、上々のデビューを飾りました。
7月18日(土)VS 広島では、フォアボールを1つ許したものの、ヒットは打たれず落ち着いたピッチングで1イニングをゼロに抑えました。
この時点では、上々の滑り出しだったと思います。
セベリーノ投手のこの日の投球内容
1点ビハインドで迎えた8回表でした。
セベリーノ投手は先頭の牧選手、続く佐野選手に対し連続フォアボールを与えました。
続くエンカーナシオン選手に対しフルカウントからの変化球が高めに浮き、レフトへ痛恨の3ランホームランを打たれました。
甲子園という特別な雰囲気の中緊張したのでしょうか?
彼らしからぬ内容でした。
この時、原口さんが興味深い解説をされました。
外国人投手は投げたい球を投げる傾向があると。
7月に契約をしているので、キャンプを経験していないと。
なので、キャッチャーとのコミュニケーションが取れていないと。
どういうことなのか、調べてみました。
外国人投手は投げたい球を投げる?
配球の主導権
バッテリーはどちらがサインを出すかは日本ではキャッチャーが基本的に配球(サイン出し)を主導しますね。
ピッチャーはキャッチャーのサインに合わせて投げるのが一般的です。
アメリカではピッチャーが主導権を持っています。
ピッチャーが今どの球種をどこに投げたいかを最も重視し、捕手のサインに首を振ることもしょっちゅうあるようです。
近年ではPitchCom(ピッチコム=配球伝達機器)の導入やデータサイエンスの発達により、ベンチ(ベンチのデータ分析担当やコーチ)の指針に沿って投手が自らサインを発信することも増えているようです。
日本ではキャッチャーが頭脳となり、ピッチャーと二人三脚で打者を配球と駆け引きで討ち取るという方法。
アメリカではピッチャーの圧倒的な素材・能力とデータをベースに討ち取るという方法のようです。

キャンプを経験していない
1.クセや軌道の把握不足
まず、キャンプを経験していないので、ボールの微妙なクセ(手元での動き)、その日の好不調の波などを、キャッチャーが実戦の感覚として身につけられません。
2.「間(ま)」やテンポのズレ
ピッチャーが投げやすいサインを出すタイミング、間合い、マウンド上でのメンタルコントロールなど、数字に表れない“呼吸”を合わせるには時間がかかります。
3.新球種やテーマの共有不足
キャンプはピッチャーが新しい変化球を試したり、投球フォームを改善したりする期間でもあります。
キャッチャーは、この期間に売球を受けていないので、その球種の精度や実戦で使えるレベルかどうかを正確に判断しづらくなります。
4.守備・ワンバウンド対応への影響
キャッチャーがピッチャーの変化球の落ち幅やワンバウンドの軌道を体が覚えていないと、後ろに逸らすリスクが高まります。
これによりピッチャーが落とす球を思い切り投げにくくなる悪影響も出ます。
また、ランナーが出た際の間合いの取り方、けん制のサインプレイ、外す時のタイミングなど、細かい守備連携の精度が下がります。
5.バッテリー間の信頼関係への影響
マウンド上での安心感も重要です。
「このキャッチャーなら自分が構えたところに投げれば大丈夫」「首を振っても意図を汲んでくれる」という相互信頼は、数多くのブルペン入りやオープン戦などで意図的に組ませ、短い期間で一気に実戦感覚を詰め込みます。
技術的な捕球・配球だけでなく、「ピンチの時に投手を落ち着かせられるか」「自信を持って腕を振らせられるか」というメンタル面でのシナジー(相乗効果)が得られにくい点が最大のデメリットです。
データや映像の徹底活用(トラックマンやラプソード等の計測データ、ブルペン映像)することで共有し、球質や癖を視覚的に理解します。
また、密な対話(コミュニケーション)を練習外の時間で「カウントごとの意識」「決め球の優先順位」「ピンチの時の声かけの好み」などを事前に言語化して擦り合わせます。
シーズンが始まってからすり合わせを行おうとすると、試合前後のミーティングにかける時間が増え、試合中の些細なミスやすれ違いにつながりやすくなります。
アンダーソン・セベリーノ(Anderson Severino)
投手
左投左打
1994年9月17日生まれ
ドミニカ共和国 出身
背番号97
最速164km/h(102マイル)を誇る威力抜群の直球とスライダーです。
メジャーでは、2022年にシカゴ・ホワイトソックスでメジャーデビューし6試合に登板しています。
2026年シーズン途中までニューヨーク・メッツ傘下3Aのシラキュースで防御率1.31と好成績を残し、6月下旬に阪神タイガースへの加入が発表されました。
まとめ
オープン戦や開幕直後の実戦を通じて、いかに早く「会話と実戦での共通認識」を増やせるかが鍵なんですね。
それらをしていないと、試合前に急いでコミュニケーションを取らないけなくなります。
セベリーノ投手は中継ぎなので難しいとも言えますね。
早く日本の野球に慣れて、大いに活躍してくれることを願います。


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