2026年6月30日vs中日
3日まで、あまり調子が良くなかった才木浩人投手が4回に見事復調し、6勝目とはならなかったものの見事にゲームを作りました。
今回は、4回以降の復調した才木投手にいったい何が起きたのか?という噺です。
この日の解説は、
サンテレビが濱中治さんと岩田稔さん。
スカイAは岡義朗さんでした。
3回裏の攻撃
汗をかく
3回まであまり調子が上がらず、自慢のストレートをことごとく打たれ、1点を献上していた才木投手。
3回裏、その才木投手がフォアボールで出塁しました。
実況アナウンサーが梅雨時に塁に出る影響はあるのかと岩田さんに聞くと・・・。
岩田:(塁に)出て汗をしっかり汗をかいたほうがいいと思います。
そのほうが体が動きやすくなるので。
ランナーで出るということは、スタートを切って走るということもあるので、一本ダッシュするだけで、体のキレが変わってきたりする。
このあと、高寺選手がライト前のヒットで才木投手が2塁に進みました。
梅雨時の汗
梅雨は湿度が高い。
汗が蒸発しにくい。
体が暑さに慣れていないので、発汗機能もおぼつかない。
本来汗は、蒸発するときに体の熱を奪うことで体温を下げますよね。
でも、湿度が高いと汗が皮膚の上に残りやすくなって、いわゆるベタつきやすくなります。
少し動いただけでジト~とします。
そんなに汗をかいていないのに、体の中に熱がこもるという状態になりやすい。
となると、服の中がムレて熱がこもる。
よって、うまく体温調節ができないので、体が冷えて筋肉が固くなります。
4回表
4回表、中日の板山選手を三球三振(4年連続100奪三振)で仕留め、以降ストレートが良くなり見事に復調します。
そして、次の石川選手の1球目のファール。
実はストレートでのファールなのですが、3回までなかなかファールにできませんでした。
というか打たれていました。
岩田:これが出来だすと才木投手のペースになってくると思う。
ここで思いました。
4回以降の復調した才木投手にいったい何が起きたんだろう、と。
ストレートでファールを取る意味
ストレートでファウルを取るというのは、投手優位で配球を組み立てられます。
単に「ストライクが1つ増えた」という以上に、投手・打者の心理やその後の配球に影響を与えるからです。
カウントの主導権を握れることが最大のメリットとなります。
初球のストレートでファウルを取れれば、打者はストレートに遅れを感じたり、芯を外されたと感じることで一気に投手有利のカウントになります。
追い込んでからの(2ストライク後)ファウルでは、決め球のストレートをカット(ファウル)にされた場合はチョッと悔やまれますが、打者にヒットにできないというプレッシャーを与えられます。
球威とキレがいいと思わせることで、打者へのプレッシャーを与え完全に捉えきれていない(振り遅れていると思わせることがせきます。
変化球の有効性にも影響を与えます。
ストレートでファウルが取れる(打者がストレートに差し込まれている)と、その後の変化球の威力が倍増します。
ストレートに振り遅れないようみ体が前に突っ込みやすくなるため、チェンジアップやフォークなどの縦の変化球にタイミングが合わなくなります。
また、差し込まれた打者は手元でボールを判断しない知いけないので、スライダーやカットボールといった手元で曲がる球に空振りしやすくなります。

ウォーミングアップ
一般的な投手のウォーミングアップは
- 全身を温めるジョグと動的ストレッチ
- 肩甲骨まわりと股関節まわりの専門的なウォームアップ
- キャッチボールで徐々に距離と強さを上げる
- ブルペンでのピッチング(試合を想定した強度)
などです。
この時期、これらのウォーミングアップで果たしていいのかはわかりませんが、この日、才木投手には何かが少し違っていたのかもしれませんね。
ピッチャー自身がランナーに出て走ったり、ベース上で動いたりすると、当然心拍数が上がります。
汗もかきやすくなり、ひょっとしたら動きが良くなることもあるでしょう。
運動することで体温や心拍数が上がり、筋肉がほぐれて動きやすくなったりします。
そのため、エンジンがかかった!と感じる選手が多いのではないでしょうか?
暑熱順化(※)の考え方でも、ある程度汗をかく運動を続けることで、体温調節がスムーズになってパフォーマンスが安定しやすくなるといわれています。
ただ汗をかくこと事態が直接、球のキレやコントロールを良くするという医学的・科学的な根拠は、調べましたがわかりませんでした。
ピッチャーが自分でヒットを打って出塁すると「よし、これで流れを変えられる」と思える。
打てたことで自信を持つことができ、また、ベース上で体を動かしているうちに緊張がほぐれる
といったメンタル面のプラスが働きやすいです。
これが「汗をかいたら復調した」と感じる一因になっている可能性がありますね。
しかし、逆に考えると、暑い中で長くランナーに出てしまうことで、疲労や熱中症リスクが上がり、かえって投球が乱れることもあるでしょう。
汗をかけばかくほど良いという考え方は危険ですよ。
※暑熱順化
暑熱順化についてです。
暑い環境に体を順応させること。
体に加わった暑熱ストレスを軽減させるような適応変化を言います。
自律神経が発汗や皮膚血流を調整して体温を下げる反応のことです。
普段から自律神経を鍛えることで、暑さ対策をすることが大切ということですね。
指名打者(DH)制になったら・・・
DH制になったら、投手のウォーミングアップも、もしかしたら変わるかもしれませんね。
パ・リーグはリーグ戦ではDH制です。
そのため、投手は打撃に立たないかわりに投球に特化した準備やルーチンを組みやすいと言われますよね。
しかし、セ・リーグは投手も打席に立ちます。
投手は9人目の野手。
チャンスでのバントは必須科目です。
バッティングケージでの打撃練習やバント練習を事前に練習することはf大事です。
なので、そういう投手も多いのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
こんな投手の打者としての姿も、今年で見納め。
投手は来季から打席の立たなくていい(立てない)のだから、投げることに専念すればいい。
なんて世間では言いますが、岡田彰布さん曰く「監督は暇よ」。
なんだそうです。
いったいどの選手ががDH専任になるんでしょうか?
紺の当たりも注目ですね。
でも、ファンは監督!作戦を考える楽しみが減るんじゃないかな?



コメント