打順の組み替えが活きた!中野拓夢と福島圭音の見事な走塁と9番で終わるセオリーの重要性

試合での噺

2026年5月16日(土)阪神VS広島。

この試合で走塁が光ったシーンが何度かありました。
走塁が試合を左右する。
今回は、走塁の噺です。

読売テレビは赤星憲広さん、原口文仁さんの解説。
スカイAは湯船敏郎さんの解説でした。

スターティングメンバー

打順が元に戻りました。

  1. 高寺選手
  2. 中野選手
  3. 森下選手
  4. 佐藤選手
  5. 大山選手
  6. 福島選手
  7. 坂本捕手
  8. 小幡選手
  9. 村上投手

2番に中野選手が戻ってきました。

中野選手はやっぱり2番がシックリきますね。

早速この打順が1回裏に功を奏します。

走塁が光った攻撃

1回裏

まず、高寺選手がヒットで出塁し、すかさず盗塁を成功させました。

次に、中野選手がフォアボールで、ノーアウト1・2塁になりました。

そして、森下選手がセンターフライになります。

この時です。
2塁ランナーの高寺選手がタッチアップで3塁に。
センターの大盛選手が3塁に返球をしている間に中野選手が2塁に進塁しました。

赤星:今の走塁はお見事な走塁でした。
(広島の大盛選手は)カットマン(センターとサードとの間の中継選手)に繋がないといけない。
こういうところの差が今の順位に出ている。

赤星さんは、キャンプで走塁の臨時コーチををされていました。
選手達は熱心に練習をいていました。
こういった場面で活かされてることが重要なんですね。

湯船:センターのサードへの送球が高かった。
元々狙っていた中野が高さを見てスタートを切った。
上手かったですね。

ここで、佐藤選手がタイムリーヒットを打ちました。

隙を突く走塁。
近本選手の穴はなかなか埋められませんが、一人一人の意識が大事になってくるのでしょう。

次は、大山選手です。
大山選手は、レフトへの詰まった犠牲フライを打ちます。
この、大山選手の犠牲フライは少し浅かったのです。

ですが、ここで中野選手がまたまた見事な走塁を見せてくれました。

原口:詰まってしまったけど、中野選手の打順が良かった。

赤星:僕も言おうと思いました。
中野選手以外なら(ホームに)戻ってこれなかった。
森下選手の足だったらどうだったかな?
この打順の組み換えが走塁のも活きましたね。

やっぱ、この打順なんですかねぇ。
明日以降もこの打順でしょう。

湯船:(中野選手の)脚力がありますよね。
森下のセンターフライでランナーが進んだのが大きかった。

次に塁を狙う。
2番が中野選手でよかった。

4回裏

先頭打者の佐藤選手が11号のホームランを打ちました。

次の大山選手はレフトフライ。

ここで、福島選手がセカンドへの内野安打で出ました。

坂本選手のフライでツーアウトとなりました。

次は8番の小幡選手。
2球目の時に、福島選手が盗塁に成功しました。
福島選手が盗塁に成功することで1塁が空き、小幡選手が申告敬遠となることで、9番の村上投手まで打順が回りました。

福島選手の盗塁成功が、この回、9番の村上投手で攻撃が終わっても、次の回は1番からという好打順になります。
セ・リーグではこの”次は1番から始まる”が重要になるケースが多々あります。

結果オーライ!
福島選手、お見事です!
つじつま合わせではないですが、ちゃんと9番まで回りました。
なお、村上投手は三振でした。

なぜ”次は1番から始まる”が重要なのか

次は1番から始まるのがなぜ重要なのか。

セ・リーグにはDH制がありません。
これが最大の理由です。
パ・リーグとちがって、セ・リーグでは投手が打席に立ちますよね。
一般的に投手の打撃力は野手に比べてかなり落ちるます。
打順の9番は投手になることが多く、次の投球のためのわざと(?)三振などアウトになる確率が非常に高くなってしまいます。

8番で攻撃が終わった場合、次の回は9番(投手)から攻撃が始まります。
先頭の投手がアウトになる確率が高いため、1死走者なしから1番打者が打席に立つケースが多くなり、得点確率が大きく下がってしまいます。

しかし、9番(投手)で攻撃が終わった場合、次の回は1番から攻撃がスタートします。
3番までは確実に回るので、そこからランナーをためてクリーンアップを迎えて得点するチャンスが広がっていきます。
投手という打線の切れ目を完全にリセットした状態で、攻撃を組み立てられます。

    特に、試合の終盤において、9番(投手)の手前でイニングが終わるか、9番で終わるかはベンチの采配を大きく左右します。

    1番から始まるということは、出塁率の高い1番・2番が塁に出て、ランナーを置いた状態でクリーンナップに回せる可能性が最も高くなることなんですね。
    打線が線として機能しやすく、大量得点(ビッグイニング)を狙うための理想的な攻撃ができるというこなんです。

      9番で終われなかったら、投手交代や継投を考えないといけないケースに成りかねないということなんですね。

      困ったら中野拓夢の所に飛ばそう

      試合の中継の前に赤星さんが、中野選手にインタビューをされました。

      昨年まで、背番号が”51”だった中野選手。
      ”エリア51”とも言われていたほどの名手です。

      面白いやり取りがあったので、インタビューの内容をチョッと紹介します。

      赤星:(阪神の)バッテリーはどうやって最終的にセカンドゴロを打たそうか。

      中野選手:(坂本)誠志郎さんにも結構言われたことある。

      坂本選手「困ったらセカンドに打たせる」。
      中野選手「やめてください」。

      このやり取り、いかに中野選手が信頼されているかという証拠ですね。

      まとめ

      いかがでしたか?

      2番に中野選手がは入る。
      やっぱりこの打順ですね。

      走塁が試合を左右する。
      こういう細かいところを見るのも面白いですね。

      また、9番で終わって次の回は1番からというセオリーが見事にはまった試合でもありました。
      来年からDH制となりこのセオリーがどういう形で活かされるのかも注目していきたいです。

      なお、この試合9回表で1点を失った村上投手は完封を逃し、完投すらできませんでした。
      123球。
      ホッとしたのか、ドリス投手に助けてもらいました。

      村上投手、次は完投を見せてくださいね。


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